題名:ちぬつの化学講座(超基礎編)
- ちぬつ
- 2016/06/25 21:30
このスレはグレさんのためにモル計算までの化学の超基礎的なことをちゃちゃっとまとめたスレです。
新課程化学基礎のなかでも基礎部類にあたりますがめっちゃ大事です。
講座内容は赤文字で書かせていただきます。
大変恐縮ですが、質問は番号を安価してくれると助かります。
⇒書き込み
No.4
ちぬつ
2016/06/25 21:29
原子は内部に原子核と呼ばれる部分とその回りを電子が回っています。
原子核はプラスの電気(以下電荷と呼ぶ)を帯びていて、電子はマイナスの電荷を持っています。
そして、原子内では常に双方が打ち消し合い、電荷はプラスにもマイナスにも帯びていません。これを電荷が0であると呼ぶ。
No.5
ちぬつ
2016/06/25 21:38
原子核は陽子と中性子という二種類の粒子で構成されていて、陽子はプラスの電荷を帯びていて、中性子は電荷を帯びていない。
中性子の働きは非常に難しいため、正電荷同士で反発力(斥力)が生じる陽子の接着剤的な何かという解釈で問題ありません。少なくても高校化学では通じます。
先ほど申したように、原子内の電荷は0であり、電子がマイナスの電荷(以下負の電荷と呼ぶ)、陽子がプラスの電荷(以下正の電荷と呼ぶ)をそれぞれ帯びているため、電荷を釣り合わせるために、陽子の数と電子の数は等しくなります。この数を原子番号と呼びます。
No.6
ちぬつ
2016/06/25 21:43
陽子数(=電子数)を原子番号と呼ぶが、実はこの原子番号、原子の種類によって固有の値を示す。
ex 水素の原子番号は1 炭素の原子番号は6 酸素の原子番号は8
つまり、裏を返せば、原子番号が陽子数(電子数)を示すことになる。上の例でいうと、水素の陽子数は1、炭素の陽子数は6といった具合だ。
No.7
ちぬつ
2016/06/25 21:53
さらにいうと、中性子の数は元素の種類を決定するのに関与しない。
これは裏を返すと、同じ種類の元素でも中性子数が異なる原子が存在するということだ。
ex 水素は陽子数が1個であるが、中性子0個のものや、1個のもの、2個のものがある。
上記のように同じ種類の元素でも中性子数が異なるものを互いに同位体であるという。
ex 塩素(原子番号17)には主に2種類の同位体があり、中性子数がそれぞれ18個と20個だ。
No.8
ちぬつ
2016/06/25 22:02
質量に関してだが、陽子と中性子はほとんど同じ質量であるが、電子は非常に軽く質量を無視できるので、原子の質量を表す際に陽子数と中性子数の和を基準として質量を求める。(詳しくは後で)この陽子数と中性子数の和のことを質量数という。
先ほどの例で原子番号17の塩素を挙げたが、中性子数18個の方の質量数は35個、中性子数が20個の方の質量数は37個となる。(なぜなら、陽子数=原子番号=17だから)
ここで、質量数はあくまで、個数であり、自然数をとり、単位は個であることは特に注意してください。
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